昨日は休暇の事実上最終日で、とはいえ何かした日ではなかった。午前中、サングラスにしたメガネのつるが耳に当たるのが痛いので、眼鏡屋に何か当てるのはないか、尋ねに行った。待合番号を発行され、いつどのように呼ばれるかわからないまま十数分は待ったら、店員が応じてくれた。だが、その店員は知らないとの返答だった。若い中堅イケメンだったが、印象は悪かった。専門家なのに知らないと言うのだから。
その足で、私の知恵で東急ハンズへ行った。何かあるだろうと。女性の店員さんに尋ねると、読書コーナーに置いていると即答していただいた。しかも笑顔で。置いている商品は一種類だったので、それを相談カウンターで別の店員に質問した。十秒ほどして早速パッケージを開け始めたので、私はこれを買わんとならんなと思い、装着まで店内で行ってもらうことにした。ウレタンフォームのような樹脂製で、千円近くする品だった。
帰って、書斎で脳科学者ととある文化人とが対談する動画を一時間ほど聴いた。なんか悲しくなった。というのは、その文化人の言いたいことを脳科学者は理解も応じもしていなかったからだ。文化人にとってみれば、出演も嫌だったろうに、なんのために話しに来たんだ、というように。話が通じない人が世の中に増えたと私も思う。その感想で、動画を五本作って公開した。
私も話が通じる人になりたい。一番の友人もよくこぼすのだ、話が通じる人がいないんだよと。私とて、その友人の話し相手になれていないのだ。いつも話しに付き合ってくれるが、聴いてくれてばかりで、友人の話したいことを、私はまだあまり話せていないようなのだ。反省する。言いたいことは言えないのが常識なのだ。友人の器の大きさや深さを思う。常識が通じない人が増えた。私もまた。