昨日は迷いから反省した。午前中は原稿を整理した。十年近く書き溜めていたメモを、自前のウェブサイトに載せていいものは整備して公開し、他はノートPCに組織化して保存した。その後、社会に役立つ数学者の動画を何本か見て、サングラスの調整のため二駅先まで歩いて行った。サングラスは痛くなくなった。往復で五時間歩けた。
何を反省したか。私は、自分の内面に満足していた。正確には過去形でなく進行形である。しかし、数学が得意な人によくあるように、社会に役立たなくてはいけないと私は思うようになった。つまり、ウェブにいくら何を書いても、価値を社会に提出したことにはならないのではないか、ウェブでは手応えが何も得られないのか、と問い直したのである。
確かに、ウェブはウェブであり、現実こそ現実だ、と考えるのは普通で、これこそ常識である。しかし、メディアでよくある話だが、それが逆転したり、境界が混合したりすることもままある。そもそも記号にそのような力があるし、好きなことがある人はそんな世界を内面に持っているものだ。それを誰かがとやかく言うものでない。
ただ、私は自分の数理能力を、社会に少しは生かさなくてはならないと思い直した。自分の良いような仕事に就いて好きなように生活するばかりでは、生きがいの半分も得られない気がした。そこで昨日は、腹案の基本収入制の話題を部録に書いて公開した。社会性を持たせた記事になったと思う。じきにアクセスが伸びた。今後こそ社会に役立ちたい。