不安をなくす心構え
お金の不安をなくす知恵が求められています
お金が少なくても暮らしを楽しめます.必ず人生は良いものだと思えます.
貧乏と貧困は異なります.貧困はお金がなくて困っている状態のことです.本当に必要なお金さえ手元になく,誰かの助けがなくては生命の維持さえできなくなる状況です.一方,貧乏は自分で選んだ状況です.自分で選んだので,現状に満足しています.貧乏な人は飽き足りており,満足する年齢や収入には個人差があります.
聖書には金持ちのほうが幸せになりにくいと書いてあります.現代でも労働時間が短い人のほうが,幸福を多く感じているそうです.金持ちになる必要はないのです.お金があったら何がしたいかと考えたとき,自分の欲求の満足しか考えつかないときは,お金を欲することを控えましょう.自己の欲求は人生を破滅させることがあります.
お金の貯まる使い道
年収200万円でも10年間で数百万円貯蓄できます
お金をできるだけ今の自分のために使わないことで,お金は貯まります.
お金は自分の満足のために使うものではなく,誰かの利益のために使うものです.今の自分の暮らしに不満があれば,それを改善するために使って差し支えありません.しかし,今の自分の生活が他のだれかよりも満足のいくものであれば,今の自分をさらに満足させるために使うのではなく,困っている他のだれかのために使うものです.
身近に困っている人がいないときは,将来の自分のためや身近な人の将来のために使ってください.余裕があるときは困っている人を見つけて支援してください.支援する人はたくさんいます.難民,孤児,開発途上国の人々,傷病者,あるいは芸術家の卵.Webで世界を探せば,困っている人をたくさん見つけられます.
自分の満足を追求するためにお金を使うのではなく,困っている誰かのためにお金を使うようになると,自分の飽くなき欲が減退し,余計なことにお金を使わなくなります.そして,現在自分が置かれている環境資源に目が向くようになり,ありがたく感じることが増えます.また,人生の真理を知識として蓄えるようになれます.
人生の真理に触れると芸術作品を鑑賞した時のように周りの人を感化することになります.人を感化させる力を魅力といい,万一困っていても誰かが助けてくれるようになります.募金や献金をすることで運を蓄えた,わけではありませんが,困っている人を助けるのはお互い様のようです.もし助かったらどこかでその分を進んで返しましょう.
貧乏で充実した時間
貧困ではなく貧乏な暮らしをまっとうしましょう
貧乏者に暇はありませんが,金持ちは退屈して余計なことをします.
貧乏は暇なしとよくいいますが,何かに打ち込んでいたい人はあえて金儲けに興味を示さず,時間を買うために労働時間を短くするものです.たとえ打ち込むことが収入に全く結びつかないことでも,それに打ち込んでいる人生のほうが,収入が高い仕事に就くよりも断然幸せな人生です.暇なく打ち込んでいる貧乏でありたいものです.
金持ちも時間を買います.電車やバスで風邪をもらわないためにタクシーを使ったり,通勤時間を短くするために職場の近所に引っ越したりと,余計な時間を費やさないためにお金を使います.ところが,豊かな貧乏も時間を買います.金持ちたちが働いている間,すでに仕事を切り上げているのです.収入が少ない分,時間を買っているのです.
Webの時代ですから,勉強にはお金があまりかからなくなりました.また,お金のかからない趣味が持てるようになりました.Webで入手できる知識資源を利用して学問や芸術や実践的な技術を磨くことができます.習得は容易ではありませんが,時間をかければ誰でも一定の水準に到達できます.Webに時間を使えばお金をかけずに知識がつきます.